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更新日:2024年10月24日
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この記事は2527文字です。
  • 目次
    • 迷子猫を安全に保護するために準備するもの
    • 迷子猫を保護する際の注意点
    • 近隣の敷地での捜索活動には許可が必要
    • 許可を得るための準備とアプローチ
    • 許可を得た後の配慮
    • 近隣住民の協力が成功の鍵
    • 迷子猫の安全な保護方法
    • 猫を怖がらせないように近づこう
    • 好きなごはんやおやつを使って警戒心を解こう
    • キャリーケースへ誘導しよう
    • 捕獲器の利用を検討しよう
    • まとめ

迷子になった猫を保護しよう|安全な保護方法と注意点

猫が迷子になってしまうと、心配で焦ってしまいますよね。適切な準備をしておけば、猫を安全に保護することができます。無理に捕まえず、慎重に行動するのがポイントです。この記事では、迷子猫を安全に保護するために準備しておきたいものや、手順をわかりやすく紹介します。猫を安全に保護できるよう、ぜひ参考にしてください。

迷子猫を安全に保護するために準備するもの

迷子猫を見つけた際、慌てて保護しようとすると猫がパニックになり、人も猫も怪我をしてしまう可能性があります。猫を安全に保護するためには、事前に必要なものを準備しておくことが大切です。以下に、猫を保護する際に準備するものを紹介します。事前に用意をして、猫を安全に保護できるようにしましょう。

  • 捕獲器
    捕獲器とは、猫を安全に捕獲できる箱型のケージのようなものです。捕獲機の中に猫の好きなごはんを入れ、猫がごはんを食べようと中に入ると扉が閉まり捕獲できる仕組みです。公益社団法人日本動物福祉協会や自治体などでレンタルできます。
  • キャリーケース
    病院や自宅に連れていくときに必要です。
  • けがをしない服装
    猫が暴れる可能性があります。
  • タオルや毛布
    保護時にタオルで目隠しをすると猫が興奮しにくいでしょう。
  • 洗濯ネット
    保護したあとに入れておくと安全です。
  • ごはんやおやつ
    猫をおびき寄せるために有効です。

迷子猫を保護する際の注意点

迷子猫を保護する際に、近隣の敷地を利用する場合は細心の注意が必要です。近隣の住民とのトラブルを避け捜索活動をスムーズに進めるためには、以下のポイントを押さえましょう。

近隣の敷地での捜索活動には許可が必要

迷子猫を保護するために、ごはんや捕獲機を近隣の敷地に設置したい場合、敷地の所有者に許可を得ることが必要です。無断で他人の敷地に立ち入ったり、物を置いたりする行為はプライバシーの侵害やトラブルの原因になります。住民の理解と協力を得ることで、捜索活動を円滑に進めることができるでしょう。

許可を得るための準備とアプローチ

近隣の住民に協力をお願いする際には、丁寧な説明が必要です。猫が迷子になっていることを伝え状況を説明しましょう。ポスターやチラシを用意しておくと、猫の情報をわかりやすく伝えられます。ポスターには迷子猫の写真や特徴、失踪した日時や場所を明記し、住民が状況を理解しやすくすることが大切です。

許可を得た後の配慮

協力の許可を得られた場合は、敷地に設置するごはんや捕獲機が猫の安全確保に役立つことを説明し、設置後の管理についても責任を持って行うことを約束しましょう。猫が見つかり次第撤去することや、周囲に迷惑をかけないように配慮することで、相手に負担をかけないことを伝えることができます。定期的に設置物を確認し管理することも重要です。

近隣住民の協力が成功の鍵

迷子猫を保護する際は、近隣住民の協力が重要です。猫を見かけた際に連絡をもらえるようお願いすることで、発見の可能性が高まります。周囲と情報を共有し広範囲にわたる捜索を行うことも有効です。住民に迷惑をかけないよう配慮し、誠実に協力をお願いすることで猫が無事に戻ってくる可能性が増します。焦らず丁寧に捜索を進めましょう。

迷子猫の安全な保護方法

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出典:写真AC:newjin

猫を安全に保護するための手順です。以下の点に気を付けながら猫を安全に保護しましょう。

猫を怖がらせないように近づこう

迷子の猫は緊張して警戒心が強まっています。急な動作や大きい音は猫を興奮させてしまうのでやめましょう。その場で優しく名前を呼んでゆっくり近づきます。猫目線の低い姿勢がおすすめです。

好きなごはんやおやつを使って警戒心を解こう

猫との距離が縮まったら、好きなごはんやおやつを猫の近くに置いてみましょう。警戒心を解くのに効果的です。おやつの匂いのついた指を差し出すと、猫が近くに寄ってくるかもしれません。

キャリーケースへ誘導しよう

猫が落ち着いていて触れるようであれば、タオルや毛布を使って優しく包み込み、キャリーケースや洗濯ネットに入れます。無理に捕まえようとすると、猫が興奮をしてけがをするリスクがあるので、慎重に行いましょう。キャリーケースの中におやつを入れておくと猫が自分から入ってくるかもしれません。

捕獲器の利用を検討しよう

捕獲器の利用は猫を安全に保護できるひとつの選択肢です。捕獲器は動物保護団体や行政が貸し出している場合もあり、詳しい使用方法のレクチャーを受けることもできるので、事前に問い合わせてみましょう。
設置する際は、猫がよく現れる水平な土の上がおすすめです。人気が少なく猫が警戒しにくい場所を選んで置くと、猫が入りやすくなります。設置後は、猫が捕獲器に入った際にすぐ保護できるよう、近くで待機し定期的に状況を確認することが大切です。猫が安全に保護されるまで、焦らず慎重に行動しましょう。

まとめ

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出典:写真AC:marimochi

迷子猫を安全に保護するためには、準備を整えて対応することが大切です。ごはんやおやつを用意したり、捕獲器を活用することで猫を驚かせずに安全に保護できるチャンスが広がるでしょう。近隣住民に協力をお願いすることも発見率のアップにつながります。周囲への配慮を忘れずに、丁寧に捜索を進めていきましょう。
当サイトでは迷子猫の情報を掲載し、飼い主と保護主をつなぐお手伝いをしています。あなたの大切な家族の一員がいなくなってしまった場合は、ぜひ当サイトをご利用ください。猫と早く再会できるように応援しています。


迷子
捕獲

記 者

うめちゃん
うめちゃん動物病院で看護業務→社会福祉士/MSW→ペットシッター兼Webライター|ペットさんのお留守番をサポート中|ヒト福祉×動物医療で何かできないか模索中|ペットと飼い主の両方をサポートします💪

監 修

すやま獣医師
すやま獣医師麻布大学獣医学部獣医学科卒業、臨床歴10年以上の獣医師 動物臨床医学会 獣医総合臨床認定医 一次診療施設、二次診療施設のどちらも経験 動物病院の元院長 現在は動物の情報を正しく世の中に広げるためにwebライターとしても活動中