- 迷子犬を発見したら最初にすべきこと
- 迷子犬の周囲の安全を確認する
- 迷子犬の性格や様子を確認する
- 迷子犬を見つけたらすぐに保護をしたほうがいい?
- 迷子犬を一時的に保護できた場合
- 首輪や迷子札で身元を確認する
- 迷子犬の情報を自治体や警察に連絡する
- SNSや地域掲示板でシェアする
- 迷子犬を保護できなかった場合
- そのまま何もしないのはNG
- SNSでの拡散に協力を
- 一時的に保護する場合の注意点
- 自宅にすでに犬がいる場合
- 長期的なお世話ができるかどうか
- まとめ
迷子犬を見つけたら|正しい対処方法と飼い主への繋げ方
愛犬が迷子になることは、飼い主にとってとても辛く不安な出来事です。しかし、迷子犬を見つけた人がちょっとした行動をするだけで、飼い主と愛犬が再会できる可能性がぐっと高まります。迷子犬は、ただの「迷った犬」ではなく飼い主にとって大切な家族です。その家族を探し続ける飼い主の気持ちを考えると、何か力になりたいと思う方も多いでしょう。
本記事では、迷子犬を見つけたときにどう行動すれば良いのかを、わかりやすく解説します。あなたの助けが、飼い主と迷子犬の再会のきっかけになるかもしれません。ぜひ最後までお読みいただき、万が一の時のためにお役立てください。
迷子犬を発見したら最初にすべきこと
猫は地域猫や野良猫などが、外を歩いているのを見かけることがあります。しかし、犬が屋外で一匹で歩いているのを見かけることはあまりありませんよね。一匹で歩いている迷子犬を見つけた場合、驚いてしまう人も多いでしょう。
迷子犬を見つけたときは、焦らず冷静に行動することが大切です。適切な判断をするために、まず周囲の状況や犬の様子を確認しましょう。
迷子犬の周囲の安全を確認する
迷子犬を見つけた場所や状況を確認することは、犬の安全を守るうえでとても大切です。たとえば、迷子犬が大きな道路や線路など事故に遭遇する可能性が高い場所にいることもあるかもしれません。まず事故を防ぐために、安全な場所へ誘導できると良いでしょう。
迷子犬の性格や様子を確認する
犬が人懐っこいのか、怯えているのか、攻撃的な態度を示しているのかを観察しましょう。迷子になり、不安やストレスを抱え攻撃的になってる可能性もあります。また、中には怪我をしている迷子犬もいるかもしれません。まずは注意深く観察してしてください。
迷子犬を見つけたらすぐに保護をしたほうがいい?
迷子犬を発見した際に保護する道具やリードを持っている人の方が少ないですよね。
怯えた犬は不用意に近づくと驚いて逃げ出してしまったり、攻撃的な行動をする可能性があります。慌てて触ろうとしたり無理に捕まえようとすると発見者が怪我をしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
怯えた様子が見られない場合、犬の目線に合わせ腰を低くし優しく声をかけてみてください。
- リードが付いている
- 膝に乗ってくるような小型犬
- 怪我をしていて動けない様子の犬
このような場合は、その場で保護を行える可能性があります。
迷子犬を一時的に保護できた場合
保護が可能だった場合には、犬を安全な場所に移動させた後、次の行動を取ることが必要です。
首輪や迷子札で身元を確認する
飼い主がいる迷子犬には、首輪や迷子札がついていることが多いです。万が一迷子になった時のために、飼い主の連絡先が記載されている場合があります。首輪があれば、連絡先や名前が記載されていないか確認してください。記載されていた場合はその場で連絡を行い、状況を説明し飼い主に迎えに来てもらいましょう。
迷子犬の情報を自治体や警察に連絡する
迷子犬の身元が分かるものがない場合は、迷子犬の情報を保健所や警察に報告してください。飼い主は犬が迷子になった際、すぐに警察や自治体に迷子届を出しているからです。
届けが出ている場合、すぐに飼い主と繋がることができるでしょう。
自治体の保健所や動物愛護センター
保健所や愛護センターは、迷子動物の保護や飼い主の特定に関する専門的な知識と設備を持っています。
連絡する際は、以下の情報を伝えられると良いでしょう。
- 発見した場所と時間
- 犬の特徴(犬種、大きさ、毛色など)
- 首輪や迷子タグの有無
愛護センターでは、マイクロチップの読み取りも可能です。マイクロチップは、犬の体内に埋め込まれた小さな電子標識で、15桁の固有番号が登録されています。この番号から飼い主の情報を照会できるため、迷子犬の身元特定に非常に有効です。
警察署
近隣の警察署に迷子犬の保護を報告することも重要です。特に夜間や休日で他の機関が閉まっている場合は、警察が対応してくれることがあります。
SNSや地域掲示板でシェアする
発見した犬の写真を撮り、犬種、毛色、首輪の有無、発見場所などの詳細をSNSで共有します。地域に特化した掲示板や迷子動物の情報を扱うSNSグループも活用すると、さらに多くの人に情報が届きやすくなります。
以下に動物を保護した際のSNS投稿ガイドラインがまとめられています。参考にしてください。
Find MissingPets.jp | SNSでの投稿ガイドライン(保護)
迷子犬を保護できなかった場合
迷子犬が「怯えた様子で近づけない」「走って逃げてしまった」など、保護できなかったということもあるでしょう。そのような場合は、できる範囲で飼い主探しをサポートすることが重要です。
そのまま何もしないのはNG
迷子犬を見つけたにもかかわらず、そのまま放置するのは適切ではありません。その犬が道路に迷い込んで事故に遭う可能性や、さらなる危険にさらされる可能性があります。最低限、犬を見つけた場所や時間、特徴を自治体や警察署に報告してください。目撃情報だけでも飼い主にとっては迷子になった犬と再会するヒントとなる貴重な情報です。
SNSでの拡散に協力を
直接保護が難しい場合でも、SNSを活用して目撃情報を拡散することで飼い主が見つかる可能性が高まります。写真や動画が取れると良いですが、それらが出来なかったとしても以下の情報を投稿してください。
- 犬の特徴(犬種、毛色、サイズ)
- 発見場所と日時
- 犬の様子(元気、怯えている、怪我をしているなど)
一時的に保護する場合の注意点
飼い主をすぐに特定できなかった際に迷子犬を一時的に保護する場合には、以下のポイントに注意してください。
自宅にすでに犬がいる場合
自宅で別の犬を飼っている場合、感染症のリスクを避けるため、保護した迷子犬とは隔離するのが望ましいです。寄生虫がいる可能性もあるので、必ず動物病院を受診し健康状態を確認してもらいましょう。隔離する場合、保護した犬を外にリードで繋いでおくことは止めましょう。リードを嚙みちぎり、また逃げてしまうというケースが多いそうです。犬を飼っていない場合でも、事情により室内での保護が難しい場合は、保健所や愛護センターに預けるのが良いでしょう。
長期的なお世話ができるかどうか
飼い主がすぐに見つからない場合、迷子犬を長期間世話する可能性もあります。もしかしたら「永遠に飼い主が見つからない」ということもあるかもしれません。その場合、フードや病院代などお世話にかかる費用や時間的な負担についても検討しなければなりません。住宅事情や家族全員の合意をよく考えるようにしましょう。
まとめ
迷子犬を見つけた際には、冷静に状況を確認し適切な行動を取ることが、飼い主と犬を再会させる大きな助けになります。
犬の状況に応じて以下の対処方法を行いましょう。
- 首輪や迷子札の確認
- 保健所や警察への連絡
- SNSを活用した情報のシェア
これらの行動は、飼い主探しを迅速に進めるために効果的です。
この記事が参考になった方は、ぜひSNSなどで“シェア”してください。迷子犬を発見したときの正しい対処方法について、一人でも多くの人に届けることで飼い主との再会の可能性が広がります!
記 者
監 修