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更新日:2024年08月12日
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この記事は4175文字です。
  • 目次
    • 犬が迷子になったときに最初にやること
    • 犬がどんな状態で迷子になったのか把握する
    • 期間を空けずにすぐに探す
    • 迷子犬を探すときの9つのポイント
    • ①保健所へ連絡する
    • ②警察や動物病院などへ連絡する
    • ③ネットで情報収集
    • ④普段の散歩コース周辺を詳しく調べる
    • ⑤好きなものを使って捜索
    • ⑥近所の人への聞き込み
    • ⑦SNSやポスターの活用
    • ⑧探す時間帯を変えてみる
    • ⑨ペット探偵や専門家に依頼
    • まとめ

犬が迷子になったときの探し方|探し方のポイントを9つ紹介

愛犬が迷子になってしまったら不安で仕方ありませんよね。迷子になった場合、どのように探せばいいのか気になる人もいるでしょう。

愛犬が迷子になった場合の探し方のポイントには、警察・保健所・動物病院などに連絡することや期間を空けずに探すなどがあります。

今回の記事では上記に加えて、愛犬が迷子になったときに最初にすることや、探し方のコツについて解説します。

ぜひ最後まで読み進めていただき、愛犬が迷子になったときの捜索方法に役立ててくださいね。

犬が迷子になったときに最初にやること

ここからは、犬が迷子になったときに最初にやることを解説します。

不安な気持ちもありますが、落ち着いて対応していきましょう。1つずつ紹介していきます。

犬がどんな状態で迷子になったのか把握する

まずは、犬が迷子になった状態をきちんと把握することが大切です。首輪やリード、迷子札の有無、何時ごろにどこで迷子になったのかなどがわかると、探すときに役立ちます。

ほかにも犬種や性別、体格や犬の性格などもわかるといいでしょう。上記に加えて、狂犬病ワクチンの接種歴や鑑札、マイクロチップの有無なども確認が必要です。

ポスターやSNS、保健所・警察への連絡の際に手がかりとなることも多いです。

期間を空けずにすぐに探す

犬が迷子になってから時間が経てばたつほど、行動範囲が広がってしまいます。そのため、犬が迷子になったらすぐに探すことをおすすめします。

犬の1日に移動できる距離は300m〜5kmほどといわれています。犬種や大きさにもよりますが、迷子になった犬はこのくらいの距離を移動する可能性があることを考慮しておきましょう。

また、季節にもよりますが夏場は熱中症のリスクもあります。加えて、迷子になってしまった犬はパニックになり道路に飛び出してしまい、交通事故や怪我などの可能性もあります。

「放っておいても帰ってくるだろう」といった考えはせずに、出来る限り早く探しましょう。

迷子犬を探すときの9つのポイント

では、実際に迷子犬を探すときのポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。

保健所への連絡やネットで情報収集、SNSやポスターの活用や普段の散歩コース周辺を詳しく調べるなどが挙げられます。

どのポイントも迷子犬を探すために重要となってきます。一緒にチェックしていきましょう。

①保健所へ連絡する

ぽつんとトイプードル
出典:写真AC:YUTO@PHOTOGRAPHER

犬が迷子になった場合は、地域を管轄する保健所へ連絡しましょう。狂犬病予防法が日本の法律で定められているため、保健所への連絡の優先度が高くなります。

また、迷子犬が移動している可能性も考慮して、住んでいる地域のほかに近隣の自治体エリアの保健所にも連絡するのをおすすめします。

せっかく保護・収容されたとしても、犬が所有者不明のままだと譲渡されてしまう可能性もあります。必ず保健所へ連絡し、迷子犬の届け出を出しましょう。

どこに届け出を出すのか不明なときは、以下の機能を使って簡単に検索できます。ぜひご活用くださいね。

Find MissingPets.jp | 迷子の届出先検索

②警察や動物病院などへ連絡する

保健所の対応時間外は、警察が代わりに手続きなどを行ってくれます。警察へ連絡する場合は、迷子犬の種類・性別・外見の特徴や迷子になった場所、時間がわかるとスムーズです。警察への届け出は遺失物届になります。届け出を出す際は、注意してくださいね。

地域にもよりますが、役所や役場が届け出を受理してくれるところもあります。連絡してみましょう。

かかりつけの動物病院がある場合は、連絡をしておくといいでしょう。目撃情報や保護してくれている人がいるかもしれません。かかりつけの動物病院以外にも、迷子になった場所の周辺の動物病院に連絡しておくと見つかる可能性も高くなります。

③ネットで情報収集

インターネットにある、迷子掲示板を活用する方法もあります。住んでいる地域や犬の特徴、種類や性別などの情報を掲示板に書き込んでみましょう。

その際に、地域の保健所や愛護センターのホームページもチェックすることをおすすめします。保護・収容情報を掲示しているところもあるので、あわせて確認しておくといいでしょう。

こちらの機能では、全国の保護・収容情報が調べられます。住んでいるの地域の情報をチェックしてみましょう。

Find MissingPets.jp | 収容・保護・拾得届の一覧

④普段の散歩コース周辺を詳しく調べる

犬は、なじみのある場所に戻ろうとする習性があります。そのため、普段から散歩でよく歩くコース周辺を詳しく調べることが大切です。

臆病な性格の子は、草むらや建物のかげに隠れてしまうこともあります。また、大きな声や物音を立てるとさらに奥へ行ってしまい、見つかりにくくなってしまいます。捜索時には優しく名前を呼んだり、大きな声や物音を出したりしないよう気をつけるといいでしょう。

⑤好きなものを使って捜索

犬 ネリー おもちゃ
出典:PIXABAY:AnnaD

迷子犬を探すときには好きなおやつやご飯、おもちゃなどを使って探すと効果的です。犬の嗅覚は人の1億倍ともいわれています。その特性を利用して好きなおやつやご飯を家の周りに置いたり、捜索時に使ったりすると見つかる可能性が高くなるでしょう。

犬は聴覚も優れており、人の4倍もあります。聴き分ける能力も高いため、捜索時に音の鳴る好きなおもちゃなどを使う方法も効果的です。

⑥近所の人への聞き込み

近所の人に聞き込みをするのも有効です。迷子になった場所の近くに住んでいる人や、散歩コースで一緒になる人に聞いてみましょう。

臆病な子は建物のかげに隠れている可能性もあります。そのため、倉庫や車庫がある家の人には注意してもらうようお願いしてみましょう。事故を防ぐためにも迷子犬を見つけたときはすぐに保護せず、必ず連絡をしてもらうよう伝えると安心です。

⑦SNSやポスターの活用

迷子になった犬を見つけるためには、SNSやポスターの活用も非常に有効です。ハッシュタグを上手に活用し、情報を拡散させて多くの人に見てもらいましょう。地元のコミュニティサイトに投稿するのも、多くの人に見てもらえる機会になります。

ポスターも人目のつく場所に貼っていくことをおすすめします。地域の掲示板や人が集まりやすいスーパー、ペットショップや動物病院などがいいでしょう。SNSやインターネットに馴染みがない人にも見てもらえます。

ポスター作成には、こちらの機能が便利です。迷子犬の情報を入力するだけで、簡単にポスターが作れます。

Find MissingPets.jp | ポスター作成

⑧探す時間帯を変えてみる

決まった時間しか捜索できない人は、探す時間帯を変えてみるのもおすすめです。日中は明るいため迷子犬の姿を見つけやすいですが、周囲に人も多く生活音も気になります。警戒心が強い子は隠れてしまいがちです。

反対に、夜間は人も少ないため臆病な性格の犬も警戒心が弱くなり、見つけやすくなります。しかし、大きな音や声は出せないので注意が必要です。

⑨ペット探偵や専門家に依頼

自分で探しても見つからない場合は、ペット探偵や捜索専門の団体に頼む方法もあります。
経験豊富な専門家が在籍しているため、迷子犬が見つかる可能性が高くなるでしょう。

専門家ならではのネットワークや動物行動学を活かした捜索、ポスターの配布なども期待できます。また、専門的な知識や捜索のコツを直接学べる点もポイントです。利用時間が過ぎたあとも、飼い主さんが学んだ知識を活かして捜索できます。

このような点がペット探偵や専門家に依頼するメリットといえるでしょう。依頼する際は実績や住所などの下調べも入念に行い、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。

まとめ

犬が迷子になったとき、不安に感じる人も多いはずです。本記事では、犬が迷子になったときに最初にやることや迷子犬を探すときのポイントをご紹介しました。

犬がどんな状態で迷子になったのかを把握すること、期間を空けずにすぐに探すことが迷子犬の捜索で大切です。迷子犬を探すときは、犬の特性を利用した捜索方法を取り入れると見つかる可能性が高くなるでしょう。迷子犬を探す方法には、迷子ペット探しに特化したサイトを利用する方法もあります。迷子犬の情報を入力するだけで、簡単に情報収集ができます。

今回の記事とご紹介した機能を上手く活用していただき、迷子になってしまった愛犬と再会する手がかりとしてください。

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記 者

カフェ
カフェ動物病院で働いています/愛玩動物看護師🌸

監 修

すやま獣医師
すやま獣医師麻布大学獣医学部獣医学科卒業、臨床歴10年以上の獣医師 動物臨床医学会 獣医総合臨床認定医 一次診療施設、二次診療施設のどちらも経験 動物病院の元院長 現在は動物の情報を正しく世の中に広げるためにwebライターとしても活動中